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シーズン19 最終5位 「過保護のバドコ」

はじめましてリクトです。

今回はシーズン19で使用した構築について書きたいと思います。初めての構築記事になります。

実は大学2年生(3年前)の時に大学生活をブログにしてた時期があって、それ以来の投稿になるので日本語が拙い部分もあるとは思いますが、ご了承ください。(過去のブログは痛い部分が多々あったので削除済み)

目次

【構築経緯、考え方】

初めに構築の軸として、交代が少なく素早さとパワーで殴り倒す対面(ビートダウン)構築、交代を駆使して有利対面で戦うサイクル構築、有利な状況を整えてエースポケモンで全抜きを狙う展開構築、大まかにこの3つがあるわけですが、このルールにおいてどの軸が自分に適しているかを探すところから始めました。

まず対面構築は、S135族ミラー(ミライドン、コライドン、パオジアン、ハバタクカミ)、黒バドミラーなどの同速対決による勝率の不安定さ。交代が少ないので天候・フィールドの取り合いによって盤面の優劣が左右されやすいこと、素早さ操作要員として天候との相性が良いトルネロスを採用されることが多いと思いますが、単純にトルネロスの扱いが苦手であること。この3つの理由を考慮して対面構築は最初に見送りました。

次にサイクル構築では、代表的なサイクルポケモンの組み合わせとしてガオガエン・ゴリランダー、ガオガエン・モロバレル、水ウーラオスを絡めた炎・草・水の組み合わせなどが挙げられますが、このルールにおけるガオガエンの強さを再確認する必要があると考えました。現環境、伝説枠の物理アタッカー(白バド、コライドン、グラードンなど)の持ち物を考えたときに体感9割がクリアチャームを持っていること。そもそも威嚇、捨て台詞を入れたい対象がタイプ上不利であることが多く、テラスタルを強要させられやすいこと。天候・フィールドのバフによって、ガオガエンの耐久をもってしても受けが成立しないこと。(高火力環境すぎてサイクルができない)これらの理由を考えてサイクル構築も扱うのが難しいという判断になりました。

消去法で展開構築を選択せざるをえない状況になったわけですが、実は4月の時点からザマゼンタの性能に注目しており、ずっと使いたいと思っていました。そこで5月に行われた、てるチャレチーム戦でありがたいことにお誘いをいただけまして、下記の構築を使用してザマゼンタの使用感を試してみました。


大会を通して、鉄壁ザマゼンタの詰ませ性能、起点作りの動きが自分に合っていると感じました。しかし、てるチャレではガオガエン、ゴリランダー、水ウーラオスの相性補完3種の神器を使用したわけですが、やはり前のルールほど楽にはサイクルをさせてもらえず、前述したとおりエース枠にテラスタルを残せず、サポート枠に切ってしまうような展開になる印象でした。それとザマゼンタをエースにすると、不意のゴーストテラスや、おにびなどザマゼンタのメインウェポンであるボディプレスを封じられる動きがクローズBO1向きでないと判断し、構築のコンセプトは変えず、エースポケモンの入れ替え、サポートポケモンの見直しを考えました。ただ、考えるとはいっても実質6体の総入れ替えなので中々構築が思いつかず、いろんな配信者の配信を見漁って構築の鍵を模索していました。

そこである配信で対戦相手が黒バドピッピにオーロンゲを採用しており、要塞化して高火力技のアストラルビットやHPを管理できるドレインキッスで危なげなく全抜きを狙う動きを見て自分の目指してたコンセプトと合致していると感じ、この3体の採用に踏み切りました。確かにオーロンゲはガオガエンと違って相手の持ち物に左右されず、壁を貼って盤面作りすることが可能であり、悪・フェアリーが現環境の受けのタイプとして優秀であることも評価できる点からサポート枠で採用する価値があると判断しました。こうしてパクリのような形にはなりますが、今月の結論が黒バドピッピオーロンゲということになり、取り巻きのサポートには雨+水ウーラオス、トルネロス+カイオーガに対抗できるタケルライコ、この4体ではテラパゴスに打点がないので少しでも抗える水ウーラオス、最後の1枠にはサイクル枠としてではなく、おにびやはたきおとすで盤面作りを担う枠としてガオガエンを採用しました。あれだけ弱い部分を話したのに結局使うんかいと思った方がいればすみません。オーロンゲ、ピッピとの相性補完や、トリルターンのごまかし役、このポケモンは使い方によってはまた違う強さを発揮できるので使わざるを得ませんでした...笑

 

【個体解説】

  • バドレックス(こくばじょうのすがた)

エース枠。自分は初手から出さず、すてゼリフやオーロンゲが倒されたタイミングで出すことが多いです。(理由:初見殺し回避のため←これかなり大事)
わるだくみ前提で動くので、1ターンの行動保証(両壁を貼れてる or 相手にデバフがかかっている)を稼ぐことが望ましいです。テラスタルはドレインキッスの火力増加、耐久確保のため、9割このポケモンに切っていました。耐久ラインはサポートが手厚いので、最低限ウーラオスの特化水流連打の乱数が変わるところまでBに振り、Sは今回最速テツノツツミ+3にしましたが、ザシアンとの素早さ関係をはっきりさせたかったのでCを落としてもっとSに振ってもいいかなと思いました。A0じゃないのはすみません。

余談ですが、まもるくらいならわるだくみするくらいの感覚でいたので結構強気な行動してイージーウィンした対戦も多かったです。

 

  • ピッピ

このゆびとまれ、いのちのしずく(下から打ちたいので最遅)までは確定。この構築では、最終的にわるだくみを積んだ黒バドとピッピの2体で戦っていくことを目指すので、場持ちを優先してまもるを採用。最後の1枠はてだすけかおさきにどうぞで悩みましたが、壁とフレンドガードとドレインキッスのおかげでトリックルームを貼られても耐え凌ぐことが可能になると判断し、瞬間火力を出せるてだすけを採用しました。配分は、良い調整が見つからなかったので11n振り。トリル後のモロバレルを意識して草テラス採用。

これも余談ですが、シーズン中盤までミントを使い忘れて性格おっとり(B下方補正)で対戦していたため、のんきに変更後からのピッピの硬さゆえの安心感がすごかったです。

 

  • ガオガエン

A200すいりゅうれんだ 68.8%で耐え(180~216ダメ)

確立こそそこまで高くないが、体感9割ぐらい耐えてくれたのでこの調整には満足。レギュF終盤から現在にかけて水ウーラオスのゴーストテラ、おんみつマント採用が増えていたので、ねこだましは打たず、すいりゅうれんだを耐えておにびを入れることで解答としました。持ち物は今回オーロンゲ、ピッピが攻撃技をもっていない関係上、きあいのタスキによる反撃を考慮してゴツゴツメットの採用にしました。ちなみに確定ではありませんが、雨+A200すいりゅうれんだを3発受けてくれるのでゴツメダメ+黒馬のドレキでウーラオスがノーマルテラスタルであろうと倒すことができるのはオシャレポイント。今回は防塵ゴーグルではないので草テラを採用しました。

 

  • オーロンゲ

全部乗せカイリューのしんそく確定耐え


両壁、でんじはまでは確定。残り1枠は最初攻撃技を入れていましたが、単純に打つ暇がないのと、ミラー構築に対して相手の起点を許さないちょうはつが本当に強かったです。ガオガエンが防塵ゴーグルではないのでモロバレルに打って機能停止にできるのも強力。メンタルハーブはケアできないので捨てです。

 

  • タケルライコ

A189災いの剣つららおとし確定耐え

A238白馬のダブルダメブリザードランス確定耐え

S ミラー意識

補完枠① 追い風構築、雨スカーフウーラなどにエレキネット連打するのが仕事。コータス入りの白馬を意識してBに厚く振ったが、そもそも全然いなかったのと、シーズン通して白馬に対してほとんどタケルライコを出してないので、Bを削ってCに回した方が正直強かったかもしれません。でもなんでも耐えてくれる安心感はあります。

 

  • ウーラオス(れんげきのかた)

補完枠② テラパゴス構築には絶対選出します。カイオーガとの兼ね合いもあり、ようきで採用したいところなのですが、ステラのテラパゴスがようきステラインファイトを耐える化け物耐久をしているので、いじっぱりで採用しました。

 

【選出】

  • 基本選出

前:オーロンゲ+ガオガエンorタケルライコ

裏:バドレックス+ピッピ

追い風(タケルライコ初手)、白馬スタン、ミライドン+リキキリンは一応この選出で対応できます。前述したとおり、デバフや壁で盤面を作ってからバドレックスを着地させます。どうしても残数不利を取られてはしまいますが、わるだくみさえ積めれば簡単に逆転することができるので、まずは慌てず盤面作りです。最終的に積んだバドレックスとピッピが並んだらもう勝ちパターンなのでワイドガードにだけ気をつけながら、じわじわ相手の残数を削っていきましょう。

 

  • トルネ+カイオーガ 裏 アマージョ+@1

前:タケルライコ+ウーラオス

裏:バドレックス+ピッピ

エレキネットを連打しながらカイオーガ方向にインファイトを選択します。カイオーガが最速の場合だけ、こがらしあらしと合わせられウーラオスが何もできず倒れてしまいますが、それ以外はこの行動で裏目はないです。スカーフカイオーガの場合は火力アイテムを持っていないのが確定しているので、バドレックス+ピッピの並びで耐えて切り返すことができます。とにかくこの対面で大切なのは、カイオーガの体力を大きく削ってバドレックスの餌になってもらうことです。

 

【きつい構築】

  • 晴れビートダウン(ハバタクカミ+コライドンorグラードン)

オーロンゲがだいたいワンパンされるので、どちらの壁を貼るか、はたまたでんじはで運ゲーするかのきつい選択を強いられます。ある方の晴れ構築には全く勝てる気がしなかったのでガン不利とさせてください。。。

 

  • 後発ザシアン

ガオガエンが倒された後にやってくるザシアンは壁関係なく全員貫いてきます。パオジアンの圧でバドレックスがテラスタルを強要させられてしまうので、逆に餌にされてしまうのはどうしても回避できないです。先発ザシアンで威嚇が入ったとしても、つるぎのまいを積んでくる型も当然存在するので、取り巻きのサポートを見てちょうはつを打つかどうかの判断をしなくてはいけないです。

 

  • テラパゴス(壁、バレル入りスタン)

テラパゴスに触れない上に、ワンパンすらもさせてもらえないのでどんな出し方しても勝てないです。バドレックス頼りの構築なので、こればかりは致し方ない。一応バドレックス+ピッピ初手で、わるだくみガン積みしてテラパゴスの横をひたすら倒すプランがありますが、倒す前に倒されることばかりです。

 

 

【最後に】

記事を読んでくださってありがとうございました。初めての構築記事なので、分かりにくい部分も多々あったかと思います。もしそういう方がいればDMで遠慮なく質問してもらえたらと思います。

とにかくバドレックスを過保護しまくる構築、是非使ってみてください!